脳内交響曲

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30 2020

旅行記(九州編その①:鹿児島県~宮崎県)

どうもコンニチハ、ぶち丸です。
前回の最後のほうでも少し触れましたが、この間九州に行ってきたので、これからそのとき撮った写真を載せた記事をいくつか作っていこうと思います。

結構長期の旅行だったので、記事は7個くらいに分けて作成していきます。
今回の記事はその第一回です。



本題に入る前に、まず旅に出る前の話を少しだけ。

まず九州に行こうと決めたきっかけは、家(愛知県)から出来るだけ遠いところに行きたいと思ったことです。
ここ最近車を使って色んな所に行ってるんですが、行く場所が近場の同じような所ばかりで流石にウンザリしてきたので、ここらで一丁遠出でもしておこうかと思い九州に行くことにしました。
あと飛行機からならいい写真が撮れるだろうと考えて、飛行機に乗りたくなったということも理由の一つですね。
(東北や北海道の選択肢もありましたが、そちらはこの時期まだ寒そうだったので今回はパス)
九州に行くことになった経緯はそんな感じです。

九州に行くにあたって、まず初めに大雑把に計画を立てました。
色々考えましたが、一番無理のない安上がりなものとして、最終的に「飛行機で鹿児島空港へ行き、それから18切符で電車で移動し家に戻ってくる」というプランで行くことに決定。

そして、大雑把に予定を決めたら、次はさっそく飛行機(格安航空)の予約をしました。
たしかこれが2月の前半くらいだったかな。
で、このとき飛行機に乗る日付は、料金が一番安かった3月31日にしておきました。

それから出発日までは、少しずつ時間をかけて綿密に予定を組んでいきました

九州のどこに何があるのか?廃墟と眺めのいい山はどんなところがあるのか?
②九州にはどういう線路があるのか?目的地の最寄り駅はどこなのか?駅から徒歩で行くのかバスで行くのか?時刻表はどうなっているのか?
③宿泊場所はどうするのか?どこか宿泊施設を使うのか?それともそれ以外に夜を越せそうなところはあるのか?
④予定が狂った場合の代替策はどのようなものか?

このあたりのことを調べていきました。
すごい複雑なうえに、調べる情報の量が膨大だったので、最終的に予定を立てるのにはかなり時間がかかりました・・・。
(特にこの時期は時刻表の改正の時期でもあったので、それが余計に調べ直す手間を生じさせました。)

個人的に特に大変だったのが行きたい場所を全部回れるよう予定をたてることでした。
行きたい場所は色々調べている内に結構な数に上ったのですが、九州は電車の本数が少ない路線が多かったので、最初それらを全部回れる計画が上手く立てれなかったのです。

とはいえ、長いこと時間をかけて色々計算していくと、やがて行きたい所は(ちゃんと予定通りにいけば)大体全部回れることが判明しました。
なので、今回の旅行ではその計画に従って各地を回ることにしました。
(どういうルートを通ったかは今後見てもらえれば分かってもらえると思いますが)

それから飛行機に乗る日を待っていたのですが、私が旅行に行くころ丁度例のウイルスが流行り始めました。
そしてウイルスの脅威が増してくると、次第に交通機関の本数を減らすというニュースなんかが流れるようになってきました。

この頃飛行機が欠航になるのではないか・・・という不安が頭をよぎりました。
そして案の定嫌な予感は的中し、出発の数日前になって私の乗る予定だった飛行機は欠航になると連絡が来ました。

ただ、それで飛行機に乗れなくなったのかと言うとそういうことでもなくて、航空会社は同時に「返金か代替の飛行機に乗るかのどちらかを選んでください」ということも言ってきました。
正直このときは行くかどうか迷いましたね。
行きたいのは山々だったんですが、結構長期の旅行になる予定だったので、ウイルスに感染するんじゃないかと内心不安になりました。

もうこの頃はウイルスが大分流行り始めている時だったので、旅行をやめることも考えました。
ただ、せっかく苦労して計画を立てたのに行かないのは馬鹿みたいだし、いつ行ける余裕が無くなってしまうかも分からないと思ったので、最終的に旅行には行くことにしました。
(旅行の出発日は、飛行機を一日早いものに変更したので3月30日になりました。)

とりあえず旅行に出かける前の経緯は大体こんな感じです。
で、ここからはようやく旅行の話に入ります。



2020年3月30日

出発日当日。
朝早くに出る飛行機を選んだので、この日は始発の電車に乗って、中部国際空港へ行きました。

〇中部国際空港

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↑は空港内で撮った写真。
まず空港についてからチェックイン(搭乗手続き)を行いました。
機内に持ち運べる手荷物のサイズ・重量に制限があったのですが、この日は何とかギリギリ制限はクリアー。
そして、チェックインを行った後は時間が余ったので、飛行機の出発時刻まで空港内をぶらぶらすることに。

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空港と言えばこれ!といっても過言ではない動く歩道を撮ってみました。
私が行った時は、朝早かったからか(或いはウイルスの影響で)人はほとんどいなかったですね。
いつも人が入らないように撮影をしているので、このときは非常に撮影がしやすかったです。

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空港にはかなり広めの展望デッキがあったので、そこにもついでに行ってきました。
↑はそこから撮った写真。
そこまで飛行機が好きというわけでないのですが、一応魅力的に写せるように若干構図に拘ってみました。
(殺風景な感じが個人的に好きなのです)

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その後は特に問題もなく飛行機に乗りこみ、鹿児島空港に向けて出発しました。
↑は飛び立った直後に機内から撮った写真です。
このときは、遠くの方に行きに電車で渡ってきた橋が見えたのが中々感慨深かったですね。

その後飛行機はどんどん上昇し、やがて雲の中へ入っていきました。
ちなみに肝心の飛行機からの眺めですが、窓の外は飛行中殆ど真っ白で何も見えませんでした。(泣)
まあこの日は曇りだったので、当然のことなんですけどね・・・。
飛行機に乗ったことが殆どないので(ずっと昔に一度乗ったきり)、まさか曇りの日はここまで外が真っ白だとは思ってませんでした。

やはり飛行機は晴れた日に乗るに限りますね。
まあ飛行機の予約は(安く乗りたい場合は)大分前にしとかないといけないので、中々狙って晴れた日に乗るというのは難しいんですが。

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↑は途中飛行機から見えた風景です。
一瞬雲より上に抜けた時に青空と雲海の写真が撮れましたが、それでもイマイチな感じは否めません。
まあ飛行機からの撮影はまたいつか別の機会にリベンジという感じでしょうか・・・。

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その後鹿児島空港に着くころになると飛行機は降下し、ようやく景色が見えるようになりました。
↑は空港の近くのあたりを上空から撮った写真です。
まあ見事に街もなく山だらけだったので、「ド田舎に来たなあ!」とこの時は思いました。(笑)



〇嘉例川駅

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空港に着くとその後バスに乗って嘉例川駅という駅へ移動しました。
↑がその駅の駅舎。
駅舎は1903年の開業時からそのまま使われているみたいなので、かなり歴史があるみたいですね。
あんまり駅舎には興味がないのですが、ここは中々廃的な魅力があって気に入りました。

ちなみにこのときは結構雨が強く降っていたので、カメラで駅舎を撮影するのは結構苦労しました。(汗)
今回の旅行では荷物を減らすために、小さい折り畳み傘しか持っていけなかったんですよね・・・。
本当は防水のレインコートとかを持っていけたら、後々の苦労も少なかったのですが。

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駅舎の中を撮影した写真。
ベンチに私の荷物(超重たい)が写ってしまいましたが、まあそれはさておき。(笑)
駅舎には長椅子があったので、これが個人的にありがたかったですね。
寝っ転がれたりもできるタイプの椅子なので、駅に泊まったりするときは中々重宝しそうです。
(今回の旅行では実現しませんでしたが、この駅で寝泊まりすることも計画の中では一応考えました)

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駅舎の中を撮った写真その②。
ここは多分昔駅の受付(切符売り場?)だったところですかね。
駅舎だけでなく、ベンチ、ゴミ箱、時計、壺等々も味のあるものが設置されているのが素晴らしいです。

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棚の上には猫の家がありました。
この日はいませんでしたが、観光大使扱いの猫がどうやらここにはいるようです。
以前和歌山の駅で猫が駅長になって話題になりましたが、それのマネみたいなものでしょうか(笑)

ちなみに私以外の人について言及しておくと、ここに来たときは私以外にも人がそこそこいました。
子供連れの一家、掃除をする(たぶん)地元のおばあさん、ソコソコの年齢の男性の集団等々。
そして、男性の方々は「どこからきましたか?」と私に話をかけてきました。
結構人見知りな人間なので、このときは結構緊張しました。(汗)

一応ちゃんとした人間に見えるように無難に応対したのですが、「学生さんですか?」等々の質問をされるのがきつかったですね。
せっかく旅行に来てるのに現実に引き戻されるような話をふらないでくれよ・・・と内心思いました。
あと個人的にきつかったのが、「どちらに行かれるんですか?」という質問ですね。
流石に「廃墟に行きます!」とは言えなかったので、この時は「ちょっと観光地巡りをする予定です~」とにごした回答をしておきました。(笑)

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それから駅のホームに出てみました。
線路沿いには結構な数の桜の木がありました。
大した規模ではないですが、一応九州で桜を見るのが目標の一つだったので、このときは中々感慨がありました。

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ホームの北方向を撮った写真。
いやあ、この木造の駅舎は本当に良い感じです。
ちなみに、駅舎には待合室以外にもう一つ部屋があるんですが(写真の中に入口が見えます)、そこも誰でも自由に入れるみたいですね。

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↑はせっかくなのでその部屋に入って撮ってみた写真。
この部屋には駅の説明のパネルとひな人形が置いてありました。
もうひな祭りの時期は大分過ぎていたんですが、そのときから人形はずっと置きっぱなしなんでしょうかね。

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部屋の右手にさらに小部屋みたいなのがあったので、戸の窓からそこを撮ってみました。
一応ここは駅長室だったみたいですね。
写真が貼ってあったり水道があったりして中々生活感を感じる空間です。
(一応中に入れましたが、プライベートな空間に潜り込むようで地味に罪悪感がありました笑)



吉都線

その後は嘉例川駅から吉松駅という駅まで列車に乗りました。
そして、吉松駅からは吉都線という路線に乗りかえました。

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吉松駅から電車が出るまでしばらく時間があったので、駅から一番近くのコンビニまで歩いていきました。
↑はその途中にあった橋から撮った写真。
結構長閑な場所なのですが、なんかここにいるときに家が妙に恋しくなって、すごく帰りたい気分になりました。笑
(ホームシックになるのが早すぎる)

コンビニでは適当に食事をとり、同時にお金を浮かすために一番デカいタイプの水のペットボトルを購入しました。
そして、これがのちに災いするのですが、それはまだ先の話。

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その後は吉松駅に戻り、吉都線の列車に乗車しました。

ちなみに駅を出発するとき、この日は列車の中には私以外に誰もいませんでした。(笑)
途中の駅で何人か乗ってきましたが、それでも乗客は指で数えられる程度でした。

まあここも前乗った名鉄の路線と同様、田舎の閑散路線という感じですね。
(流石にこんな田舎ではウイルスの影響で人が乗らないとかはないと思うので)

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車窓からの風景。
外には草原(畑?)が延々と続いていたので、一応眺めは良い感じでした。
(窓を写すと自分が写り込んでしまうので、撮影がなかなか難しい・・・)



〇某ホテル廃墟

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しばらく電車に乗っていると、やがて第一の目的地の廃墟の最寄り駅であるえびの飯野駅に到着。
駅から廃墟までは結構距離があったのですが、この日は徒歩で行きました。
(一応バスで行くこともできたんですが、時刻がうまく合わなかったので仕方なく歩いていくことに)

途中の道のりはかなりきつかったです。
廃墟まではたしか4kmくらいあったのですが、実際に歩いてみるとかなり遠く感じ、途中から坂道もあったりしたので、徒歩で行くにはきつい道でした。
そしてこの日はクソ重たい荷物(7kgくらい)を背負い、水のたっぷり入ったデカいペットボトルを持ち、もう片方の手は豪雨を小さい折り畳み傘で防ぐことに精いっぱいだったので、それらがさらに私の身体に負担をかけました。

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途中道を間違えたりしつつも、駅から1時間くらい歩いていくとやがて目的の建物が見えてきました。
↑がその写真です。
建物の上に円柱形の展望台?がのっかっているのが特徴的ですね。

写真では分かりにくいかもしれませんが、ここは実際に行って見ると9階建てなのでかなり大きく感じました。
(坂道を登っている途中この建物が見えた時には、あまりの荘厳さに感動した覚えがあります。)

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正面に回って入口を撮った写真。
所々ガラスが割れて、入口にはロープが張られていますね。

ちなみに、この時は両手がふさがっていて雨も大降りだったので、カメラをリュックから出して撮影するのはかなり苦労しました・・・。
(しかもここは国道で交通量も多かったので、多分色んな人に怪しい奴がいると思われたことでしょう)

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建物を別の角度から撮った写真。
よく見ると、ホテルの建物の横にはもう一つ薄汚れた(別の?)建物がありました。

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近づいて看板を見てみると、「手造りの店」と書いてありました。
どうやら横の建物はレストランか何かだったようですね。
一体どんな料理が出ていたんでしょう。(雰囲気的に洋風?)

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建物の入口を撮った写真。
外から見る限りでは、内部は結構荒れているみたいですね。
(ガラスに私が写ってしまっていますが、それはまあさておき)

早速中に入ろうか迷ったのですが、あまりに通る車が多かったので、すぐ入るのはやめときました。
ただ、雨が酷かったのでどこか雨宿りが出来る場所はないかと、いったん建物の裏に回ってみることに。

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建物の横を通っているときに建物横の鉄階段を撮った写真。
近くで見るとボロボロになっていました。
上を歩いたら普通に壊れそうなので、これではもう使えないですね。

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建物の横を通っているときに、内部が見えたので撮った写真。
放火されたのか中の構造物が黒焦げになっていました。
あまりにひどい状態だったので、このあたりから建物の中に入るのはやばいんじゃないかという考えが頭をよぎるようになりました。

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裏から建物を見上げて撮った写真。
なぜかこちらの面はガラスが全然割れておらず、営業当時のままみたいですね。

その後、建物の裏を見てみると小道が続いているだけで、雨宿りできそうな場所はありませんでした。
ただ車通りが多い国道から隠れることが出来たので、このときようやく一息つくことが出来ました。

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↑は建物の裏の窓から建物内の部屋を撮った写真。
何の変哲もない部屋ですが、結果的にこの写真がまともに撮れたこのホテルの部屋の唯一の写真になりました。

その後はずっと歩いていたからか、カバンに若干違和感を感じるようになっていたので、荷物をいったん出してもう一度きちんと入れ直すことに。
適当な所に重たい鞄を置き、極力雨にぬらさないようにしながらカバンの内容物を順番に出していきました。

そしてそんなことをしていると、裏の小道に車がやってきてクラクションを鳴らされました。
怪しいやつだから・・・ということではなく、たぶん私が道をふさいでいたからクラクションを鳴らされたのでしょう。

まさか裏の小道に車が来るとは思っていなかったので、このときはかなりびっくりしました。
そして、このときは車の人に変な姿を見られてしまったので、どうしようもなく恥ずかしくて本当に死にたくなりましたね。
(ワザワザ遠い所に来てまで何やってるんだ自分・・・)

それから荷物の整理を終えると、しばらく建物の裏に一人佇み、建物の中に入るかどうかについて考えました。
このとき「建物に入りたい!」という自分と、「いや、やめたほうがいい!」という自分が対立していたんですね。(笑)
正直放火とかされていて建物の状態がすごく悪そうだったし、次に乗らなければいけない電車の時刻も結構迫ってきていたので、この時は入るのをすごくためらいました。
勿論建物に入るときに沢山走る車から目撃されたら通報される恐れもあったので、そのことも私に建物に入ることをためらわせました。

ただ、せっかくここまで来て上まで行かなかったら後悔するだろうと思ったので、この日は何とか隙を見て建物に入ることにしました。
そして、入ると決めた後は、身軽にするために重いペットボトルを適当な場所に置いておいて、再び建物の入り口に向かうことに。

その後道路から車がいなくなった隙に急いで建物の中に入りました。
ただ、タイミングが合わなかったので、結局道を走る車からは(たぶん)建物内に入る姿を見られてしまいました。(爆)

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↑は入口から入ったところで撮った写真。
あまりに慌てていたので、レンズが曇ったまま写真を撮ってしまいました。

そして写真を撮った後は、写真でぼやけているところに若干見えている階段を上っていきました。
階段は放火されたせいか、瓦礫が散乱して足の踏み場もないくらいボロボロの状態でした。
重い荷物を背中に背負った状態でこれを上っていくのは危険すぎると思ったので、もうこのあたりで上に行く気は大分失せていましたね。

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階段上ってすぐの二階の通路で撮った写真。
中は殆ど真っ暗だったので、大分画質が悪くなってしまいました・・・。

内部の状態が悪くて危険すぎること、車から見られてしまったこと、列車の時刻が迫っていることなどを総合的に考慮して、ここで上に行くのは諦めました。
そしてその後は道を引き返して、電車に間に合うように急いで駅に戻っていきました。

とりあえず、ここの廃墟に行った時の顛末は大体こんな感じでした。
いやあ、それにしても内部をマトモに探索できなかったのは個人的に心残りですね・・・。
雨が降ってなくて、荷物も少なければ普通に全部回れたと思うんですが、この時は条件が悪すぎました。
他の人の情報によると、上からの眺めは結構いいみたいだし、中もいい写真が撮れる場所が色々あるみたいなので、出来れば隅々まで探索したかったですね。
とはいえ、家から遠いし二度同じ場所に行かないポリシーなので、多分ココにはもう二度と行けないんだろうなあ・・・。

ちなみに私がここに行った二週間後くらいに、この廃墟の6階で白骨死体が発見されたようですね。
まあ結果的には、上の方に行ってたら私が死体を発見する最悪の展開になっていたと思うので、今振り返るとこの日は上まで行かなくてよかったなあとも思います。



日南線・福島今町駅

えびの飯野駅に戻った後は再び列車に乗り、都城駅・南宮崎駅を経て日南線という路線に乗りました。
日南線は九州の右下らへんを通っているローカル線(乗る人の数が少なめの田舎路線)です。
この日は福島今町という駅で駅寝(駅のベンチで寝ること)をする計画を立てていたので、そこに向かうために終電の列車に乗っていきました。

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途中列車内で撮った写真。
南宮崎を出た頃は人がソコソコ乗っていましたが、列車が進むにつれて、やがて乗客は自分以外誰もいなくなっていました。
なんか、電車は揺れてうるさいんだけど、すごく寂しい車内だった覚えがありますね・・・。

そして、長い間列車に乗っているとやがて目的の駅の名前が聞こえてきたので、私はひとり列車から降りました。

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到着した福島今町駅のホーム。
田舎にある駅で、しかも夜ということもあり、辺りはしんとしていました。
若干気味が悪かったですが、寝床を確保しないといけないので、その後は早速駅舎の中を見に行くことに。

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駅舎の中の写真。
予測通り、駅舎には長椅子が置いてありました。
駅に置いてある椅子には横になって寝っ転がれないタイプもあったりするので、とりあえずちゃんと寝れる椅子があったことにこの時はホッとしました。(笑)

ただ、椅子は掃除がされていないのか、大量にクモの巣が張っていました。
写真の角度からは分からないのですが椅子の裏や下を覗き込んでみると、蜘蛛の巣がビッシリ。

さすがにこのまま寝るわけには行かないので、それから旅の途中駅でゲットした大き目のチラシを使って蜘蛛の巣をはたいていきました。
(チラシはベンチに敷くものとして頂戴したものなのですが、意外なところで役に立ちました)

クモの巣を払うと次から次へと大型のクモが姿を現しました。
そして、寝てる間に戻ってくるといけないので、姿を現したクモは一匹一匹踏みつぶしていきました
今振り返ると、個人的に虫がすごく苦手なので、あれはかなり気持ち悪い体験でしたね・・・。

それから時間をかけてクモの巣をはたいていると、人が走ってくる音が聞こえました。
そして突然地元の学生の少年?が駅舎内に現れて、私の方に「こんばんは!」とあいさつすると、一瞬で通り過ぎていきました。

どうやら、この駅は地元の人が駅舎を通り線路を横断して通過することがあるようです。
正直誰か来るとは思っていなかったので、彼が突然来た時には本当に驚きました。
(夜中にクモの巣を払う怪しい人を見つけた彼の方も驚いたことでしょうが)

若干通報されないか心配しましたが、他に行く当てもないので、その後は持ってきた寝袋に入り、一通りきれいに掃除したベンチの上で横になって寝ました。
寝てる間は特に誰か(警察など)が来たりということはなかったので、一応予定通り睡眠をとることが出来ました。
ただココの駅はどうやらセンサーで人の存在を感知するようになっているらしく、ちょっと身体を動かすと途端に電気が再点灯するようになっていたので、まぶしくて若干寝づらかったですね・・・。

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というわけで、旅行の一日目はそんな感じでした。
いやあ、記事が長くなって申し訳ないです。
(まさか私のブログを全部読んでいる人がいるとは思いませんが)

感想を言うと、多分この日は旅行中一番目か二番目くらいにつらかった日でした。
電車に乗っている時間が殆どだったんですが、駅から廃墟へ長いこと歩いた上に雨に降られたりもしたので、一日目なのに大分クタクタになってしまいました。
そして、その割にこの日は良い写真もあんまり撮れなかったし、廃墟も回れなかったので個人的には結構不満感が残りましたね。
(まあこの後色んな面白い所に行けたので、最終的にこの日のマイナスは埋め合わせできたと思いますが。)

あと、上では書いてませんでしたが、この日は途中カメラを地面に落としてしまったのでそれでかなり焦りました。
詳しく語ると、廃墟から駅に戻ってきたときに写真を撮っていると、カメラのストラップ(カメラを首にかける紐)がゆるんで、カメラが地面に落下してしまったのです。
一応足に当たった後に地面に落ちたのですが、まっすぐ地面に向かって1mくらい落下したので、このときは絶対カメラが壊れてしまったと愕然としました。

ただ、慌てて壊れてないか確認すると、カメラにつけていたフードに傷が激しくついているだけで、それ以外に目立った損傷はありませんでした。
このときはどうやら、行く前に買ってつけていたカメラのレンズフードが本体を守る役割を果たしてくれたようです。
光が写真に入り込まないようにつけていたものだったので、まさかこれに助けられるとは思っていませんでした。
こういうこともあるので、備えあれば憂いなしというのは本当なんだなとこの時しみじみ思いましたね。
(これは他の人にとってはどうでもいいことだと思いますが)

長くなりましたが、まあとりあえず今回の記事はこんな感じですね。
それではまた次回。旅行の話は今後も続くので、良かったらお楽しみに。
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2 Comments

ぴょん吉  

お疲れさまです!
旅行記、すっごくおもしろかったです!
写真も超ツボなのですが、まるで小説を読んでいるようで。
ともに探索できてるような、ぶち丸さんが無事寝床につけるかどうか
ハラハラしながら読み進みました。
あたしも独身時若い頃、野宿場所探しながらウロウロ一人旅行したことがあって
その頃の期待と不安を楽しんでいた気持ちが蘇りましたよ(>v<
(あたしの時はやたら人に遭遇して声かけされ「危ないからやめなさい!!」と
説得されて野宿決行したことはないんです汗)

しかし蜘蛛まみれの場所にはゾっとしたああああ汗
いちばん背筋凍る怖いシーンでした(@@;;;;

また旅行記シリーズを楽しみにしております!
古い駅はそそりますよな〜
置き去りの雛人形にもストーリーを感じてしまいます。

2020/05/03 (Sun) 14:07 | EDIT | REPLY |   

ぶち丸  

ぴょん吉さんへ

お久しぶりです、ぴょん吉さん。コメントありがとうございます!

記事を楽しんでいただけたようで、何よりです。
これだけ写真も載せて、文章も載せてとなると中々労力がかかるのですが、
ぴょん吉さんにここまでいい反応をしてもらえると苦労して作った甲斐がありました。(笑)

個人的に、細かいところまで読んでもらえているのが非常に嬉しいですね。
蜘蛛のくだりとか人形のくだりとか「これ冗長で、見る人にとっては余計なのでは?」なんて思ったりもしたんですが、今思うと省かなくてよかったです。
細かいところまで丁寧に記録にしたから共感してもらいやすい内容にできたと思うので、今後も丁寧さみたいなところは極力心がけて記事は作っていきますね。

いやー、それにしても蜘蛛がいたのは未だにトラウマですね。
あの駅にいる時はホント無理!って感じで、過去の計画を立てた自分を呪ったりしていました。(笑)
とはいえ、一応旅行中の虫トラブルはあの時くらいだったので、春のまだ寒い時期に旅行に行っといたのは今考えると本当に正解でした・・・。

ところで結構意外なんですが、ぴょん吉さんも野宿を考えたことがあったんですね。
そして他の人に説得されたりもしたとは・・・。なんか私と微妙に境遇が同じですね。(私は親に説得されました)
まあでもそのとき、野宿をやめたのは良い選択だったと思います。
駅の中で泊まった私がこれだったので、本当に外で野宿したら、もっと酷い目にあったことも十分あったかもしれませんし・・・。


まあとりあえず今後も旅行記は少しずつ書いていこうと思います。
正直イマイチ見てくれている人もいなさそうだったので、やる気は少なめだったのですが、コメントを貰えてやる気が出てきました。(笑)
出来るだけいい記事にしようとは思っているので、また記事を見てもらえたら嬉しいです!
今後とも何卒宜しくお願いします~。

2020/05/04 (Mon) 07:35 | EDIT | REPLY |   

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