脳内交響曲

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27 2016

身体があるという病

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人間がかかる病気には、癌や感染症など様々なものがあります。
そして殆どの人は、これらの病気に罹ってこの世から去っていきます。
一生のうち病気に罹らない人は、まずいないと言っていいでしょう。
清潔な部屋に隔離され、徹底的に栄養管理・体調管理された人でも、いずれ何らかの原因で身体を壊します。
つまり我々は病気とは、切っても切れない関係にあるのです。



現代の医学は人間から病気を出来るだけ遠ざけようとしてきました。
具体的に言うと、ワクチンや抗生物質、手術法の開発などあらゆる手段を講じてきました。
まだ癌など不治の病は数多くありますが、いずれ殆どの病気を人類は克服していくでしょう。
飽くまで順調にいけばですが遠い未来、もしかしたら不老不死の実現も可能になるかもしれません。

しかし人間には絶対治せないであろう病が一つだけあります。
それは身体があるという病です。
全ての人間は生まれながらにして身体を持っています。
そして、全ての負の感情はこれに起因します。
痛みや不快、悩み、恐れ等々・・・。
これらの感情は、全て生存のために身体が生み出すものです。
もし身体が無ければあらゆる負の感情は生じません。



だから自分の身体あるということ、これ自体がそもそも病気のようなものではないでしょうか?
我々は身体を生まれ持ったことで、苦しみを負うことを運命づけられたのです。
例え不老不死が実現したとしても、人間はこの運命から逃れられません。
なぜなら物理的な苦痛を取り除き生命維持が延々と出来たところで、身体がある限り退屈や喪失感など感情的な苦しみから逃れることは出来ないからです。

そう考えると、健常者が障害者などを見下すのは変な話です。
健常者は多かれ少なかれ、障害者に対して優越感を(例外なく)抱いています。
自分は健康で、あの人たちは病気だと見下します。
しかし健常者だろうと何だろうと、人間は全員身体があるという病を患っています。
つまり、多くの人間も含め、生命はそもそも健常的ではなく、一種の病理であるということ。
故に、我々はどんな手段を講じようと、身体があるという病、これ自体を克服することは永遠にできません。

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身体

- 6 Comments

はじめ  

no title

なかなか難しいじゃんこのブログ!

こんにちは。お初です。
ごめんなさい。
抽象画とか、哲学とか、ぜんぜん分かんないです。
でも、絵には不思議な魅力を感じます。

2016/01/31 (Sun) 14:27 | EDIT | REPLY |   

miku  

リンクさせていただきました。

初めまして、mikuといいう者です。pixivからぶち丸さんの存在を知りました。
ぶち丸さんのニヒルな世界観に引きこまれてしまいました。

今回はリンクの報告に来ました。私のブログは創作小説がメインですが、もしよろしければ相互リンクしていただけたらなと思います。
ツイッターの方もありがとうございました。では失礼しました。

2016/02/16 (Tue) 01:05 | EDIT | REPLY |   

ぶち丸  

mikuさんへ

> 初めまして、mikuといいう者です。pixivからぶち丸さんの存在を知りました。
> ぶち丸さんのニヒルな世界観に引きこまれてしまいました。

初めまして。コメントしづらい雰囲気が漂うこのブログにコメントするとは中々やりますね。
私の世界観はあまり認めてくれる人がいないので、引きこまれていただけたのは大変光栄です。
(とはいえ、手放しで喜んでしまうのには躊躇いもあるのですが・・・)

> 今回はリンクの報告に来ました。私のブログは創作小説がメインですが、もしよろしければ相互リンクしていただけたらなと思います。
> ツイッターの方もありがとうございました。では失礼しました。

相互リンクの依頼ですね。下のリンク欄に追加しておきましたのでご確認ください。
これからも末永くよろしくお願いします。

2016/02/17 (Wed) 06:00 | EDIT | REPLY |   

ぶち丸  

はじめさんへ

> なかなか難しいじゃんこのブログ!
>
> こんにちは。お初です。

こんにちは。このブログそんなに難しいですかね。
比較的分かり易く構築してきたつもりだったのですが・・・。

> ごめんなさい。
> 抽象画とか、哲学とか、ぜんぜん分かんないです。
> でも、絵には不思議な魅力を感じます。

抽象画も哲学も人生にはいらないものです。
だから、わからなくても何も問題はありません。
個人的には自分の作品に魅力は感じないですね・・・。

2016/02/17 (Wed) 07:24 | EDIT | REPLY |   

すめん  

身体について

はじめまして、すめんと申します。
足跡から辿らさせていただきました。

そこでこの記事のタイトルを見て、衝撃を受けました。

ぼくも身体について、
哲学における見解の一つを紹介する記事を書いたのですが、
そこで長々と連ねて言いたかったことが、一語でもって言い表されていて、
その思索の深度に驚いております。

「身体という病」ではなく「身体があるという病」という点に、
奥深さを感じます。

また、他の記事も読んでコメントさせていただきます。

それと、
よろしければ、ブロともになっていただけないでしょうか。

失礼しました。

2017/03/23 (Thu) 00:47 | EDIT | REPLY |   

ぶち丸  

すめんさんへ

コメントありがとうございます、すめんさん。
個人的にはこの記事は大したことは書いたつもりはなくて、率直な実感を述べただけのつもりだったのですが、そんなに驚かれるとは・・・。
もしかしたらあなたは、私が文章に含めたつもりのない意味までをも読み込んでしまったのかもしれないですね。
(そういうことは往々にしてあることですし。)

また何か思ったことがありましたら、是非コメントを下さい。
それでは。

2017/04/24 (Mon) 11:39 | EDIT | REPLY |   

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